私がタネから育てているマユミ。今年は花数が多いです。 この樹は昨年の記事でも少し触れましたが、もう実生後3年で実をつけたので、実付の良い部類になると思います。過去には何年経っても少しの花すら付けない実生木もいました。 ちゃんと交配をしなくて…
昔、子供同士でふざけてカンフーごっこなどする時には、必ず「アチョー!」と言ったものですが、あれは一体何由来だったんだろう。 このイチョウは小葉イチョウと呼ばれる品種のイチョウで、普通のイチョウより葉が小さい性質を持っています。昔展示会の売店…
昔うちの会、日本小品盆栽協会の横浜支部の展示会の即売でいただいてきたこの赤松。 10年前の姿。 枝数は、一時的に増えつつも、結局こういう細幹は枝数を増やしも重くなるだけで魅力が増すことはないのでまた減らす、を繰り返して今に至ります。でも幹は…
ブログが新しくなってから一番登場回数の多いのが、このタイトゴメかも知れません。ミセバヤと同じく、小さな多肉植物です。 とことん丈夫で、思う存分鉢合わせを楽しめるという点で、強くお勧めできる草です。 このタイトゴメとミセバヤとの組み合わせは私…
今回はまず、2020年1月の名品展から、私の先生の席。 左からエノキ、添配(道祖神)、石化ヒノキ、姫叡山苔、長寿梅、クチナシ、秋グミ。やはり、きれいな飾りです。 樹種名札には席のタイトルとして「一里塚」とありました。 エノキと道祖神。 そのタ…
以前動画にもあげた織姫もみじの鉢を変えました。 下の画像が過去の姿。 植え替えた鉢は私の盆栽の先生の絵鉢で、雅号を「啄柿」といいます。日本小品盆栽協会の副会長で、盆栽世界にも極小盆栽の愛好家として時々載っていますね。柿をついばむ、と書きます…
イブキジャコウソウを見れば、ほとんどの方がこれを草だと思うでしょうが、一応、シソ科イブキジャコウソウ属の這性常緑小低木です。盆栽の世界でも草の扱いです。 日本で唯一のタイムの仲間ということで、英語名は (Ibukiensis) Japanese Thymeとなるそうで…
久し振りにYouTubeへ作業動画をアップしました。鉢上げした挿し木2~3年の放置ソナレの姿出しの作業です。 なんと、後半すっかり無言という無気力な編集になっていますが、どうぞご勘弁ください。 きっと、言葉以上に私の「手」が多くを語ってくれるでしょ…
斑入りのイボタです。 昨年末、私の盆栽の先生が訳あって多くの樹を手放さなくてはならなくなった情報が私のもとへ届き、引き取れるだけ引き取りに行きました。その際に持ち帰ったものです。 私の先生は、勉強会で出た剪定枝のなんでもない部分をもらって帰…
正方の鉢は、正面が変わった時や花実の都合など、場合によってはこういう風に角を前にして飾ることがあります。菱形の鉢というのは今はほとんど作られませんが、それと同じような感じになります。 鉢は自作です。
明日は久しぶりの東京支部の勉強会で、ここのところその準備でおおいにバタバタしています。 さて、今日はうちのイチョウについてです。いくつかあるイチョウの中でも、うちで実生したものについてです。 この樹は長く小さな鉢に入れたままで、かなり小葉に…
最近の記事は草ばかりじゃないかと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、おめでとうございます、今回も草です。 私が盆栽を教わった先生は樹だけでなく草の風情も愛し、教室で「盆栽は草に始まって草に終わる」なんてよく言っていました。 おかげで私も気…
草盆栽の醍醐味 春の前半は黄色い花が多いです。このヘビイチゴなど鉢まで真っ黄色のものに入れてしまっているので、相当馬鹿っぽく映ります笑。。今度何かほかのものに替えましょう。 こういった草、ただそのまま盆栽棚から出しているわけではないんです。 …
今年はタンポポの開花を追ってみました。 とても良い場所で咲いてくれました。パーフェクトです!
思い出の盆栽鉢 私がまだ鉢作りを始めて間もない頃に作ったものです。私は日本小品盆栽協会東京支部に入会した年、先輩にあたる一蒼さんを先生として作陶を始めました。なので数年後自分の窯を持つまでは、私は成形だけして、焼成は伊豆に住む一蒼さんにお願…
最近植物に興味などなかったはずの知り合いが植物についてや挿し木についてなど、しつこく聞いてきます。果たしてコロナ禍がそうさせたのでしょうか?わかりませんが、この前はどこかでスミレをもらってきたらしく、大事そうにしていました。 うちのスミレも…
Casual Landscape in Japan : Cherry Blossoms The cherry blossoms bloomed a little earlier this year.There are small parks here and there in the residential area I live, where cherry blossoms are often planted.In addition, cherry blossoms ar…
バラ科の落葉低木で、学名はjaponica(日本の)となってはいるが、原産地は中国大陸で、日本へは古くに導入された。八重咲きのものはニワザクラと呼ばれる。って、いったい何なんだろう。学名は「日本の」がつくが原産は中国大陸。一重だと庭「梅」だが八重…
新しい芽が痛むのもかわいそうなので、保護するべきものは蓋をして風を避けることのできるものの中へ入れ、重しをのせる。または屋内へ。 こういう気候の中、風を受ける帆になるだろうものへは樹を仕舞わない。後悔したくなければ。遠い昔、やっちまったこと…
短い動画をYOUTUBEに上げました。レンギョウです。鉢は自作で、還元焼成し損ねた辰砂です(個人的に結構好き)。 うちで挿し木をして、気が付いたらこんなになっていました。とても樹勢のある樹種です。この前のオンライン勉強会でも話にあがりましたが、こ…
また、先日の動画に登場した樹を。日本語がわからなくても熱心に私の字幕のない動画を見てくださっている海外の愛好家さんもいらっしゃるので、こちらのブログでは、少し文字を使って補足します。 ずっと前、取り木をして樹を取ったあとに残った下部です。取…
この前の動画に少し登場したモミジです。はっきり覚えてはいませんが、恐らくうちで大きい素材木から取り木したものです。 今年は本格的にジャストサイズの鉢へ植え替える予定です。少し左に傾けて吹き流します。
日本小品盆栽協会東京支部 オンライン勉強会 今日は東京支部の初めてのオンライン勉強会。参加者6名で決して多くはありませんでしたが、予定より長く約2時間半以上、皆さんの最近の活動紹介と、なんと流れで急遽会員さんの盆栽棚も実況中継していただいて…
この前上げた動画の紅千鳥とその兄弟木その他を使って、はかま取りと芽摘みの動画をとっておきました。久々にちょっと長くなってしまいましたので、テンションをMAXにキープするのには苦労しましたが、テキーラを1杯ひっかけて気合入れました。 ところで、…
春の草は私たちの悲しいくらいに乾き切ったズタボロの心に温かい灯をともしてくれますよね、うん。今回はタンポポ。誰にとっても身近かなタンポポは子供時代の記憶とも重なり、郷愁と共に新しい春を知らせます。 盆栽界でも、タンポポは昔から特に季節の自然…
先日掲載の雪柳のその後。(正面逆) イイね~
私が初めて育てたレンギョウは公園の植え込みの挿し木でした。植え込みの中でたくさんの花を咲かせていたので当然花着きが良いだろうと思って育てましたが、小さな鉢の中で何年か待っても一向に花を咲かせる気配を見せませんでした。挿せば着くので数ばかり…
2020年12月に掲載したタイトゴメの石付き。 実はこの鉢の足元にちょっとした来客がいることに気付いていました。 厳しい寒さに真っ赤になって耐えるその足元に、極小の真っ白な花。 盆栽では意図せず自然に鉢へまぎれ込んだ草を「飛び込み」と呼びます…
今年もたくさん花芽を抱えています。その、最初の1輪。この姿が一番可憐な気がして写真に残しておきました。 日本の文化・芸術ではよく「見立て」という言葉が使われます。枯山水では砂の文様を水の流れに見立てたりもしますね。 盆栽でも、カメの蓋やある…
朝霧草は普通に育てれば花をつけますが、見所はやはり葉の姿です。特に私が好きなのは、秋から冬の枯れ姿。すっかり白くなった葉を花のように頭に残し、ひょろり頼りなく立ち上がった軸の風情。そこに瑠璃の鉢を合わせると、もう世界が凍りついてしまいそう…