2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

■ニレケヤキ Chinese Elm

私は、春から成長を続けた樹がいったん休む6月頃には、春にやり切れなかったものを中心に植え替えをします。特に雑木の葉物類の植え替え・鉢上げにはちょうど良いので、必要に応じて作業しています。もちろん樹の状態や今後の管理を見据えた上で切る根の具…

■モジズリ(ネジバナ)Ladies' Tresses 

さて、今回は先日の例会のこの飾りの中から、右端のモジズリ(ネジバナ)を。英語では女性の編んだ髪の毛を意味する名前がついているようです。 モジズリは小さいながらも蘭の一種です。まだこの時は花も開いておらず、ツボミが緑の薄皮で包まれています。そ…

■岩ヒバ Selaginella Tamariscina

しばらく更新が滞りました。実はもう9月の展示会の開催内容を主催者として決めるために動かねばならず、この類のタスクが生活入り込んでくるともう時間的にブログやSNSまでなかなか手がまわせません。 私たちの会は「東京支部展 小品盆栽フェスティバル」と…

■自作朱泥木瓜鉢

昨日アップロードした動画のサムネに写るこの鉢は瑠璃釉で焼いた自作の木瓜鉢です。このブログをご覧いただいている方は既に気付かれているかも知れませんが、この形の鉢はうちに複数あります。また、他の形でも、同じ形の鉢が複数あります。これは石膏を使…

■勉強会 Study Session

東京支部の月例会で毎月何をやるかを私が決めるわけですが、6月のテーマは「モミジ」と、加えて「ミニ展示会」を呼び掛けて、皆で簡単な飾りをたのしむことにしました。単純に私が皆の飾りを見たかったというのもありますし、私自身も飾ることに飢えていま…

■風知草 Japanese Forest Grass

風知草。まず名前が格好いい。 風を知っている草でも風を知らせる草でもはいカッコイイ。 季節も夏が見えてくれば、飾りの隅に小さな風知草をさらりと配して涼しげな景色の趣を満喫したいものです。 鉢は宇野登。うちの会の大先輩です。

■石化ヒノキ Sekka Hinoki Cypress

今日は石化ヒノキを。 作業前の写真はありませんが、ずっと放置していた自前の素材木を少し前に姿出ししました。数本の枝を抜き、削り、それまで消えていた樹の「流れ」を拾いあげるとこんな形に。 ひと芽だけ方向を修正したかったので針金を当てています。…

■ツタ ivy

ツタはその辺にいくらでも生えているので基本買わなくとも済む樹種です。←? 鉢は自作です。 それで、今まで唯一買ったツタはこの性。↓ なんだか毎年花がたくさん咲きます。 鉢の絵は啄柿(たくし)。私の盆栽の先生です。そしてボディーは一蒼。私の鉢作り…

■ハルニレ Japanese Elm

もう3回目の登場となるハルニレです。気に入っています。 一般的に盆栽であまり使われない樹種というのは、もう過去にいろいろな方が既に試して、なにかしら盆栽にそぐわない難点があったり、あるいはもっと良い他の似た樹種・品種があったりするもので、そ…

■バラ(唐子咲き照葉ノイバラ) Rose

おしべが花びらに変化した花を持つものを唐子咲きというそうですが、これは照葉ノイバラの唐子咲き品種みたいです。一説には江戸時代からの品種と聞いていますが、どうなんでしょう。会の先輩に昔いただきましたが、立ち性の性格が強いのと良く芽が伸びると…

■金露梅 Shrubby

いよいよ6月に入り、今年の9月の展示会をどうするべきかしっかりと筋道をたてて考えるべき時に来ました。はっきり言って悩ましいことだらけです。しかし、ワクチン接種を済ませたベテランさん達の出展が一定程度集まって大きな赤字にならない目途がつくな…

■コルシカミント Corsica Mint

私はずっと昔、近所の園芸店で「天使の涙」という名の草を見つけて、それを盆栽に仕立てて飾りましたが、このコルシカミントはその上位機種。天使の涙はものすごく小さな花に色がないため開花してもその存在感がゼロでしたが、このコルシカミントの花は薄紫…