■ニレケヤキ Chinese Elm

 私は、春から成長を続けた樹がいったん休む6月頃には、春にやり切れなかったものを中心に植え替えをします。特に雑木の葉物類の植え替え・鉢上げにはちょうど良いので、必要に応じて作業しています。もちろん樹の状態や今後の管理を見据えた上で切る根の具合も加減しますよ。

 植え替え後は、梅雨時期ならば曇りや雨が多いので、乾いた空気の春よりは管理しやすい面もありますが、急な晴れ間に対応できないようなお勤めのある方は最初から無理のない状態で管理すべきですね。

 そんなわけで、棚の隅でふと目が合った小葉性のニレケヤキがプラポットに入ったまま少し盆栽らしくなってきていたので、宇野さんの鉢に入れておきました。

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 うちでは少しだけ大きめの類に入ります。盆栽らしくはなってきていますが、まだまだ持ち込みが必要ですね。

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 ニレケヤキは普通種よりも葉が小さい小葉性と、それよりもさらに小さいこの性がありますけれど、この性が何と呼ばれているかを知りませんし、どういう素性のものかも知りません。

 それはそうと、この株のもとをたどれば私がまだ盆栽界隈をウロチョロし始めた頃に買った安い苗木の挿し木ですから、1枚のチューインガムを1か月噛み続ける以上のパフォーマンスを見せています。

 

 

 ※初心者・経験者問わず興味がある方の見学を歓迎いたします。

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