2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

■盆栽鉢 Bonsai Pot

思い出の盆栽鉢 私がまだ鉢作りを始めて間もない頃に作ったものです。私は日本小品盆栽協会東京支部に入会した年、先輩にあたる一蒼さんを先生として作陶を始めました。なので数年後自分の窯を持つまでは、私は成形だけして、焼成は伊豆に住む一蒼さんにお願…

■スミレ Violet

最近植物に興味などなかったはずの知り合いが植物についてや挿し木についてなど、しつこく聞いてきます。果たしてコロナ禍がそうさせたのでしょうか?わかりませんが、この前はどこかでスミレをもらってきたらしく、大事そうにしていました。 うちのスミレも…

■日本の何気ない風景

Casual Landscape in Japan : Cherry Blossoms The cherry blossoms bloomed a little earlier this year.There are small parks here and there in the residential area I live, where cherry blossoms are often planted.In addition, cherry blossoms ar…

■ニワウメ Japanese Bush Cherry

バラ科の落葉低木で、学名はjaponica(日本の)となってはいるが、原産地は中国大陸で、日本へは古くに導入された。八重咲きのものはニワザクラと呼ばれる。って、いったい何なんだろう。学名は「日本の」がつくが原産は中国大陸。一重だと庭「梅」だが八重…

■春の嵐2 Spring Storm2

新しい芽が痛むのもかわいそうなので、保護するべきものは蓋をして風を避けることのできるものの中へ入れ、重しをのせる。または屋内へ。 こういう気候の中、風を受ける帆になるだろうものへは樹を仕舞わない。後悔したくなければ。遠い昔、やっちまったこと…

■レンギョウ Forsythia

短い動画をYOUTUBEに上げました。レンギョウです。鉢は自作で、還元焼成し損ねた辰砂です(個人的に結構好き)。 うちで挿し木をして、気が付いたらこんなになっていました。とても樹勢のある樹種です。この前のオンライン勉強会でも話にあがりましたが、こ…

■モミジ Japanese Maple

また、先日の動画に登場した樹を。日本語がわからなくても熱心に私の字幕のない動画を見てくださっている海外の愛好家さんもいらっしゃるので、こちらのブログでは、少し文字を使って補足します。 ずっと前、取り木をして樹を取ったあとに残った下部です。取…

■モミジ Japanese Maple

この前の動画に少し登場したモミジです。はっきり覚えてはいませんが、恐らくうちで大きい素材木から取り木したものです。 今年は本格的にジャストサイズの鉢へ植え替える予定です。少し左に傾けて吹き流します。

■モミジ(紅千鳥) Japanese Maple

日本小品盆栽協会東京支部 オンライン勉強会 今日は東京支部の初めてのオンライン勉強会。参加者6名で決して多くはありませんでしたが、予定より長く約2時間半以上、皆さんの最近の活動紹介と、なんと流れで急遽会員さんの盆栽棚も実況中継していただいて…

■モミジ(紅千鳥) Japanese Maple

この前上げた動画の紅千鳥とその兄弟木その他を使って、はかま取りと芽摘みの動画をとっておきました。久々にちょっと長くなってしまいましたので、テンションをMAXにキープするのには苦労しましたが、テキーラを1杯ひっかけて気合入れました。 ところで、…

■たんぽぽ Dandelion

春の草は私たちの悲しいくらいに乾き切ったズタボロの心に温かい灯をともしてくれますよね、うん。今回はタンポポ。誰にとっても身近かなタンポポは子供時代の記憶とも重なり、郷愁と共に新しい春を知らせます。 盆栽界でも、タンポポは昔から特に季節の自然…

■雪柳 Thunberg Spirea

先日掲載の雪柳のその後。(正面逆) イイね~

■レンギョウ Forsythia

私が初めて育てたレンギョウは公園の植え込みの挿し木でした。植え込みの中でたくさんの花を咲かせていたので当然花着きが良いだろうと思って育てましたが、小さな鉢の中で何年か待っても一向に花を咲かせる気配を見せませんでした。挿せば着くので数ばかり…

■タイトゴメ(万年草)+ヒメナズナ(Draba Verna)

2020年12月に掲載したタイトゴメの石付き。 実はこの鉢の足元にちょっとした来客がいることに気付いていました。 厳しい寒さに真っ赤になって耐えるその足元に、極小の真っ白な花。 盆栽では意図せず自然に鉢へまぎれ込んだ草を「飛び込み」と呼びます…

■雪柳 Thunberg Spirea

今年もたくさん花芽を抱えています。その、最初の1輪。この姿が一番可憐な気がして写真に残しておきました。 日本の文化・芸術ではよく「見立て」という言葉が使われます。枯山水では砂の文様を水の流れに見立てたりもしますね。 盆栽でも、カメの蓋やある…

■朝霧草 Silvermound Artemisia

朝霧草は普通に育てれば花をつけますが、見所はやはり葉の姿です。特に私が好きなのは、秋から冬の枯れ姿。すっかり白くなった葉を花のように頭に残し、ひょろり頼りなく立ち上がった軸の風情。そこに瑠璃の鉢を合わせると、もう世界が凍りついてしまいそう…

■ボケ Flowering Quince

昨年末に志水さんからいただいた鉢があったので、挿し木素材のボケを入れておきました。 花屋さんの売れ残りのボケからとった挿し穂を発根させて1年。まだまだの樹です。 まだまだの樹でも、入れる鉢があればそこに入れる。私のまわりではそれが普通でした…