■タイトゴメ(万年草)+ヒメナズナ(Draba Verna)
2020年12月に掲載したタイトゴメの石付き。
実はこの鉢の足元にちょっとした来客がいることに気付いていました。
厳しい寒さに真っ赤になって耐えるその足元に、極小の真っ白な花。
盆栽では意図せず自然に鉢へまぎれ込んだ草を「飛び込み」と呼びます。
ほどほどに盆栽をやっていると、棚のどこかしらにこのとびきり小さい花を咲かせる草のタネが飛び込んでいる方が多いのではないでしょうか。
今まではっきりとその名前を知りませんでしたが、改めて調べてみるとヨーロッパ原産のヒメナズナ(Draba Verna)で間違いなさそうですね。
この鉢の世界観としては、やさしいお母さんの病気を治すためには危険なあの崖の下にだけ生えるヒメナズナの花がどうしても必要なの!という感じです。←?