2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

■こぼれない鉢土の理由+イワヤツデ Mukdenia Rossii

YouTubeチャンネルのほうを更新しました。今回は小鉢での「持ち込み」と鉢内の変化について話しています。 それにちなんでこちらを。これはイワヤツデとかタンチョウソウと呼ばれる草です。直径2.5センチほどの極浅い皿鉢に入っていますが、植え替えずに8…

■ニシキギ Winged Spindle Tree (Euonymus alatus)

ニシキギの枝には翼(よく)が発達して、繊細さに欠けますが、この姿がワイルドで良いんです。葉姿は無骨ですし、野暮ったいなぁと思いきや、秋には美しい紅葉を見せて急にお洒落になるという。これには、いつもはジャージで筋トレに熱中する男友達の、ある…

■ノブドウ Ampelopsis Brevipedunculata

ノブドウを初めて見たのは街中に自生している野趣溢れる実姿で、東京でも案外時々思わぬところに生えていたりします。あの、白だったり紫だったり青だったりのきれいな実成りに憧れて、一時期ノブドウの実を集めて実生をしましたが、これを小鉢で実成りまで…

■第45回東京支部展の開催形式について

45年目を迎える東京支部展。今年はどうにか上野での開催をと願っていましたが、まず結論を申し上げますと、昨年同様写真帳制作とweb公開を軸にした限定的な開催とさせていただくこととなりました。 会としましては展示会を開くにあたり、まず出展者数が見…

■盆栽鉢 木黄(横山瞳)

木黄さんの鉢で、白泥に呉須でカニが描かれ、透明釉なし、というちょっと珍しいもの。私の盆栽の先生土屋さんが長く使っていたものを譲っていただいたので、半端なく時代がのっています。 私たち日本小品盆栽協会東京支部からは多くの鉢作家が出ました。中村…

■日本小品盆栽協会東京支部 例会

重複を避けるという価値観 今月の例会は「夏の管理」というテーマでしたが、それだけで時間を費やしても面白くないので、始めにちょっと樹や草を卓に配して「重複を避ける」という飾りの方法論みたいなものについてお話させていただきました。 前のほうで小…

■モミジ(琴姫) Japanese Maple 'Kotohime'

このコーヒーフレッシュ鉢に入っているのはモミジの琴姫。芽吹きが多く、芽は節が詰まりはたくさんの小さな葉がつくので、放っておくとモシャモシャになります。 そう聞くと簡単に小さな盆栽になりそうなものですが、芽を選んで掻き、多すぎる葉を取り、引き…

■ソナレ Creeping Juniper

6月とか7月くらいの時期は杉、檜、杜松などの芽を摘むひとつのタイミングになります。その芽摘みの結果をより良くするために、梅雨中もしっかり肥料をあげます。 画像の樹は5月に動画にあげたソナレです。 いったん芽摘みをしてある程度強弱を整えておき…

■ヒトツバショウマ Astilbe Simplicifolia Makino, Hitotsuba-Shouma

梅雨の雨が続きます。 梅雨らしくしとしとと降れば良いのですが、それなりの雨量がまとめて降る場合も多く、そんな雨の後には新しい鉢土の飛散に気を付けたいところです。特に小さな盆栽で細かな粒の土を使っていると、大きな雨粒が当たればどうしても土が飛…