■日本小品盆栽協会東京支部 例会
重複を避けるという価値観
今月の例会は「夏の管理」というテーマでしたが、それだけで時間を費やしても面白くないので、始めにちょっと樹や草を卓に配して「重複を避ける」という飾りの方法論みたいなものについてお話させていただきました。
前のほうで小さな樹や草を並べてお話したのでよく見えなかったという方もいらっしゃるかも知れないので、もしも時間が作れたら動画でも...
しばらくいろいろ立て込んでいるので、それができるかはわかりませんが、一応考えてはいます。
ツタ(自作鉢)。
ヒトツバショウマ(自作鉢)。
盆栽での「重複を避ける」価値観の例を挙げて話し、教室の隅には敢えてデザインの重複が見られる鉢の2点飾りを。ちょっと遊んだくだけた飾りという形で紹介しましたが、これはこれで案外良かった。
私はこの類の価値観をルールと捉えず、良い飾りを導くための方法論のひとつと捉えています。この価値観で選択肢を絞り、良い飾りをしたと思えた時もありますし、そこから離れることでこのように楽しんでみたりもします。両方を自由に行き来するスタイルが好きです。
こちらは某会員さんの飾りA。添配はメダカだとか。そして飾りB。
東京支部では初心者・経験者問わず勉強会の見学も受け付けていますので、興味があるかたはお気軽にお問合せください。