展示会

■思い出 光陰や夫婦の間に秋刀魚置く

東京支部に根本さんというベテランの先輩がいました。実際に例会にいらしたりはしなかったのでそれほど深いお付き合いをさせていただくことはありませんでしたが、樹を飾るのがお好きなようで、展示会の会場でよくお会いし、見た目には、時に真っ赤なシャツ…

■納涼展と第45回東京支部展

私たちの会では毎年8月に納涼展というものを開きます。「納涼」は「夏の暑さを一時忘れるよう涼しさを工夫して味わう」程度の意味だと思います。別に盆栽を飾ったからといって温度が下がるわけでもありませんが、いかに感覚に訴えるものができるか、みなさ…

■豆盆栽 苔のはり方

盆栽の世界では鉢土の表面に苔を敷くことがあります。これは苔をのせて美しくすることが主眼でなく、まだ新しい植え土が見えないようにするカムフラージュという意味合いでの使用です。 盆栽で使われる赤玉土は粒状になっていて、古くなると表面は劣化して崩…

■第45回東京支部展の開催形式について

45年目を迎える東京支部展。今年はどうにか上野での開催をと願っていましたが、まず結論を申し上げますと、昨年同様写真帳制作とweb公開を軸にした限定的な開催とさせていただくこととなりました。 会としましては展示会を開くにあたり、まず出展者数が見…

■勉強会 Study Session

東京支部の月例会で毎月何をやるかを私が決めるわけですが、6月のテーマは「モミジ」と、加えて「ミニ展示会」を呼び掛けて、皆で簡単な飾りをたのしむことにしました。単純に私が皆の飾りを見たかったというのもありますし、私自身も飾ることに飢えていま…

■秋グミ Japanese silverberry

今回はまず、2020年1月の名品展から、私の先生の席。 左からエノキ、添配(道祖神)、石化ヒノキ、姫叡山苔、長寿梅、クチナシ、秋グミ。やはり、きれいな飾りです。 樹種名札には席のタイトルとして「一里塚」とありました。 エノキと道祖神。 そのタ…

■席飾りと雀の添配の思い出

去年の今頃は協会本部の名品展でした。今年はこんな状況ですので、お休み。 去年の私の席。 左から杉、ウメモドキ、添配(雀)、姫叡山苔、チリメンカズラ。 豆盆栽の席飾り全体を写真撮影した時に収まりが良いように配すると、現実の席では「もっと間をとっ…

■第44回東京支部展写真帳

私が代表を務める日本小品盆栽協会東京支部では毎年9月に上野で展示会を開催していました。しかし決定期限の初夏、様々な情報が政治、経済、医療・疫学、人間心理などの立場に基づいて発信され交差する中、開催断念の判断をしました。 それでも何かできるこ…