■納涼展と第45回東京支部展

 私たちの会では毎年8月に納涼展というものを開きます。「納涼」は「夏の暑さを一時忘れるよう涼しさを工夫して味わう」程度の意味だと思います。別に盆栽を飾ったからといって温度が下がるわけでもありませんが、いかに感覚に訴えるものができるか、みなさん熱くなって?考えます。

 私などは先輩として格好良く涼しげな盆栽をさらりと飾らなければ恥ずかしいという見栄で、ヒヤヒヤとたくさん冷や汗をかきますから、正直、寒いくらいです。いえいえ、それは冗談で、いかに涼を演出するかはテーマがシンプルで、そしてどちらかというと「軽い」飾りがふさわしかったりするので、とても気楽に楽しんでいます。

 今もう募集期間が始まっている第45回東京支部展の写真帳に載せる可能性もあったので公開を控えていましたが、出展する写真が他に決まったので、私の今年の納涼展の画像をここに残しておくことにしました。

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 水盤で船形石を使い、モミジと風知草を添えました。

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 というわけで、先程書いた通り第45回東京支部展の写真帳制作が始まっています。こんな時ですので思うように展示会を開くことができません。しかし何もやらないというのは悪い判断だと思っています。なので、できることをしっかりたのしみます。

 去年の開催を受けての今年の新しい取り組みのひとつに、撮影会の日を設けたということがあります。明日、撮影が苦手な方や、撮影場所に困っている方向けにいつもの例会会場を開放して、希望によりこちらで撮影の代行もします。これがまたどう出るかわかりませんが、できることは試していかないと。

 そんな写真帳制作ですが、10月上旬には会員さんのもとへ写真帳を届け、10月の中~下旬までには一般公開までこぎつけたいと思っています。がんばらねば。

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