■第44回東京支部展写真帳

 が代表を務める日本小品盆栽協会東京支部では毎年9月に上野で展示会を開催していました。しかし決定期限の初夏、様々な情報が政治、経済、医療・疫学、人間心理などの立場に基づいて発信され交差する中、開催断念の判断をしました。

 それでも何かできることで会員さんの気分を盛り上げることができたらと、「会員さんから募った写真をもとに作った写真帳の配布をもって展示会とする!」と、いささかヤケクソ感のある企画を鼻息まじりに立ち上げ、申し訳ないことにまわりを巻き込み、そして、この前無事発送を済ますことができました。

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 当会の展示会は昨年で43年目で第43回。今年は「限定開催」のひと言を付けることで年に1回の開催を維持した感を出し、この企画をしれっと第44回とカウント。今のところ、どの方面からもそれに関してツッコミはないので、失礼、このまま進ませていただきます。

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 日本小品盆栽協会東京支部は盆栽園などの業者さんが運営する愛好家団体ではなく、愛好家が運営する愛好家団体で、こういった性質の「歴史はあるけど絶滅危惧種」の弱小盆栽会としてはよくがんばったほうなのではないかと思いますし、そういった意味で今回の企画、参加していただいた会員さん、運営の役員さん、皆さんのご協力に深く感謝しています。

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 尚、通常盆栽の展示会では本名表記での出展がほとんどですが、今年より雅号・盆栽ネームを用いての出展を会として推奨しています。これは、SNSだけでなく、動画配信も一般的になってきた現在、不要なトラブルを避ける意味でも必要と思い、昨年から役員会のほうで話してきました。想定されるトラブルを回避しつつ積極的に広報活動する上で、会としてはこの形が良いと判断します。

 そして、その結果どんな名前での出展が来るだろうかとソワソワしていましたら、皆さんご自分の名前をもじったりして、私の立ち位置ではまさに謎解き感覚。大変たのしませていただきました笑。

 さて、写真帳の配布が終わったところで一般公開の準備を進めてきましたが、こちらも一応終わりましたのでリンクを貼っておきます。

 素人の手仕事で見にくいレイアウトかも知れませんが、その点どうぞご勘弁を。30代から80代まで奮闘した、20名31点の画像をどうぞご覧ください。