■長寿梅 Choujubai
そういえば、こちらのブログに長寿梅の動画を載せていませんでした。
「植え付け」について勝手な独り言を言って孤独を刹那的にまぎらわせています。←?
長寿梅は定期的に落葉シーズンが何度か来ます。もう動画の樹はこんな感じ。
でも心配する必要はないのです。こいつはしょっちゅうこういう風にグズグズするのですから。
こちらも挿し木から持ち込んで仕立てた長寿梅。これくらいなら針金を使わずとも植え付けと剪定でできます。
茶色や黄色の葉が目立ちますね。黄色くなるのは幹側に養分を戻しているからだと思いますので、こんな風に小さい樹は無理に人の手で葉をすぐ刈らず、ある程度緑色が抜けてから葉をふるい落とすほうが樹にやさしいと思っています。
落とせる葉を落として掃除しました。樹には樹の都合がありますから、無理に全葉刈りをする必要はないんです。樹だって葉を作ることに栄養のコストをかけていますから。
今はまだコーヒーフレッシュ鉢ですが、もうこの樹はちゃんとした鉢に植え替えても良いですね。まだ若いですが、芯の立たない灌木らしい樹形で来年花のひとつでも咲かせてくれたら...もう十分。
あとは鉢の中で年を重ねて、年と共に更なる魅力をまとっていってくれると思います。(枯らさなければ😢)
長寿梅のように、それほど足元(根張り)がしっかりしてくれない類などは、足元にこのように子幹のような枝を用意しておくことで、印象としてその弱さを補えます。
そしてその子幹があると、最初は吹き流し的な樹形で育てていても、途中の親幹の芽吹きの具合によっては株立ちへの変更の選択肢が残されることとなるんです。
これも長寿梅の挿し木ですね。まだ去年とかのものでしょう。最初はこんなもので良いんです。棒でもいい。もちろんしっかりした部分を発根させる方はそれはそれで良いとして、でも、こんな棒からでも多少時間をかければ盆栽になるんです。小さければ小さいほど形になるのも早いですし、いずれにせよ過程をしっかりたのしんでいたら時間はあっという間です。
大切なのは、発根後適切にハサミを入れていくこと。
棒でも良いのですが、可能なら足元に枝分かれのある部分を挿しておくと樹形の可能性は広がりますし、あるいは立て替えによって足元に一曲を得ることもできます。
好きな樹種という感じでもないのですが、棚にいくつかあると気になってしまう存在。私にとって長寿梅はそんな感じで、求め過ぎず、なんだかそれがちょうど良い距離感みたいです。