■タイトゴメ(万年草)

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 私のまわりではタイトゴメと言ったり万年草と言ったりの多肉植物。数年前、崖にへばりついて垂れ下がってる景色を得ようと、石付きに仕立てました。

 寒さが厳しくなると真っ赤に色付く姿はこの草の見所のひとつだと思います。これからもっと真っ赤になっていくことでしょう。

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 鉢は私の成形で、焼成は一蒼さん。私の鉢作りの先生。最初の数年間は一蒼さんに焼いてもらっていました。この一蒼さんの青磁は雰囲気がとても良くて好きです。

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 今日20日、東京支部の例会でこの石付きの制作過程を尋ねられたので、制作風景の最初の画像を貼っておきます。石を鉢に固定する場面ですね。

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f:id:tokyobonsai:20201220230541j:plain 高さ調整のため、石に砂利を接着剤でつけました。

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 落款は「誠」なので、まだ鉢作りを始めたばかりの頃ですね。気合いを入れて木瓜の薄鉢に取り組んだ場面、ぼんやり覚えています。

 こういった石はグリーンクラブなどでも数百円単位で売っているので、ちょっと遊んでみるのも良いですね。

 一鉢あれば、飾りにしても、例えばそれなりにボリュームのある、重心の低いもので流れを受けたい、なんて時にも使えたりします。