■蛍ツワブキ Firefly leopard plant

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 ツワブキ(石蕗)の花となれば今頃あちらこちらで見ることのできる初冬の風物詩ですが、蛍ツワブキとなれば、艶のある瑞々しい葉に蛍の姿を思わせる斑があり、これは夏飾りにぴったりの草となるのでしょう。

 このブログでは私の好奇心を満たす目的で、その植物が英語でどう呼ばれているのかを調べていますが、今回この「蛍ツワブキ」がFirefly leopard plantという、なんだか強そうな響きの名だったことが笑えました。それはそうと、斑をヒョウ柄に見立てるなら理解できますが、斑のないツワブキleopard plantと呼ぶらしいのですが、それは一体何故なんでしょう。

 この草を小さな鉢へ移すと、道端や庭先に普通に見られるツワブキと同じものとは思えないほど小さく育ちます。

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 ですが、豆鉢で持ち込むと、どうしても蛍の斑が少なくなってしまいがちです。でもこの株はしっかり蛍が出ていて、とても優秀。

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 それでは、どういったコツでそうなるのかといえば、別にコツがあるわけでもなく、たまたまこうなっただけです。
 私が盆栽を習ったT屋さんは、「ここに芽が欲しいと念じていると案外そこから芽が吹く」などと、時々クレイジーなことを仰っていましたが、このツワブキに蛍の斑が多く入っているのは、実はたまたまこうなったのではなく、私の「念」がついに名人のレベルに達してきたということなのかも知れません。

 最近、樹液の流れを指の腹で感じれるようになりました。