■新しい盆栽かご
緊急事態宣言のため延期された2021年度の東京支部の総会をオンラインで開催すべく改めての準備に追われ、ここのところ忙しくしていましたが、とりあえず諸々が片付き、おそらく今頃は新しく編集し直した総会資料が会員さんの手元に届いていると思います。やっとひと山越えました。
実際のところ、「Google Meetで総会やります!」となっても会員さんの参加はかなり限定的だと思いますし、何もやらずに資料を郵送するだけにするのが一番簡単な運営だと思うのですが、あえてオンラインを選びました。それに関して私は総会資料の「支部長挨拶」へ書いています。
新たな年が始まりましたが、2021年、世界が落ち着くにはもう少し時間がかかりそうな様子です。それまでの時間、私たち盆栽愛好家の特権といたしまして、植物を愛でながら、不安や怒りに心を乱さず過ごしたいものでございます。盆栽人にとって大切な時期となる春まで、あとわずか。
さて、別紙にてご説明の通り、緊急事態宣言を受けまして延期された今総会はオンライン開催という運びとなりました。東京支部創設以来初めての対応でございます。昨年は勉強会や親睦会等、ほとんどの活動が中止となりましたが、役員皆で協力し、写真帳を配布という形で第44回東京支部展とし、一般の方にもweb上でご覧いただくことができました。私たちは昨年より、何もやらないか、新しい形を試みるか、常に選択を求められ続けております。
苦しい状況の中で、愛好家団体を運営するにあたり何が正解で何ができるのか、振り返れば私の2020年は迷うことばかりでございました。しかし迷いながら、昨年の写真帳や今年のオンラインの総会などのように、会として何か新しいことに挑戦していく中に、その後の活動の可能性を広げるヒントが見出せると、私はそう信じております。
どうか会員の皆様にも、引き続きご理解・ご協力を賜りたい次第でございます。そして、末筆ながら会員の皆様のご健康を心よりお祈り申し上げております。
この感染症流行は私たちの生活に経験のない変化をもたらした訳ですが、高齢者の多い愛好家団体に今後も直接的・間接的に関わらず様々な形で影を落としていくことになると思います。果たして盆栽ブームの世代から次の世代へどれだけの愛好家団体が引き継がれ存続できるか。
私はこの会という遊び場を守りたいと思っているので、必要と判断するなら昔からの形も変えてきましたし、新しいことも積極的に取り入れたいと思っています。
さて、新しいもの繋がりの話です。
去年のことですが、会の勉強会まで樹を運ぶのに私が使っていた袋が古くてボロボロになっているのを会のレディーたちに指摘されてしまったので、年末に新しいものをそろえました。
100均で買ってきた籠の底にジョイントマットを切って敷きました。勉強会を受け持つようになり、最近は私も会場に持ち込む樹も増えたので、今までより多くのものを運べる大きさにしました。
こんな感じで串や楊枝を刺せるので、それが鉢の固定になります。
状況に応じて2段にできます。
そしてこれを、奥様に大人気のオシャレなエコバッグ、shupattoにおさめます。
このエコバッグは一度広げても一気にきれいにたためるので、盆栽を運ぶのにピッタリです!←?
ほーら、46歳のおじさんが盆栽を運ぶのにちょうど良い色と柄。バッチリですね。
仮に自分が子供の頃、46歳の父がこんなアッパラパーな色の水玉柄のバッグで盆栽を運ぼうとしたらどう思うだろうかと、考えてみると複雑な思いになるが、でもやっぱり基本的には人にどう思われるか気にすることは不幸の始まりだと思うし、好きでやっていることだから許してもらうよ、わが息子よ。あ、そういえば、そもそも私独り身だし笑。