■児の手柏 Chinese Arborvitae

 

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 児の手柏。実生でまだ10年は経たないはずです。今の流行からは外れる樹種ですのでこの樹種をやっている方などほとんどいないかと思います。私は先生のT屋さんがやっていたので始めましたが、他には松平さんの写真集でそれらしきものを見かけたくらいかと思います。

 昔は鉢に時代を載せるためにこの樹種を植えたそうです。何故でしょう。

 

 都内では国分寺市祥應寺の古木が有名ですが、私は以前お願いしてこちらのタネもいただき、現在もコーヒーフレッシュ鉢の中で元気にしています。

 この手の樹は樹形云々より古くてナンボの世界ですから、暇潰しも兼ねて、とりあえずあと4、50年くらい持ち込んでみようと思います。ただし、黒松や真柏で認められれば名人と敬われるでしょうが、児の手柏で認められても世界は何も変わりません。

 はじめからあったものが、はじめからあったようにあるだけです。